婚活の初デートで悩むポイントの一つが、「会計は割り勘か、それともどちらかがおごるか?」という問題です。
東海エリアの男女から寄せられた意見には、感謝の気持ちや、対等でいたい思い、現代の価値観など、さまざまな本音がありました。
婚活アドバイザーの視点で、この「おごり問題」についての男女の本音を紐解いていきます。
1. おごりを「嬉しい」と感じる一方、「申し訳ない」気持ちも
多くの回答者が、「おごってもらうのは嬉しいけれど、少し申し訳ない」という感情を抱いていることがわかりました。
感謝しつつも、相手に負担をかけたことを気にする声も多く見られます。
- 「頼りがいを感じる」
おごってもらうと、「相手がリードしてくれている」「頼りがいがある」と感じる人が多く、特に結婚を見据えた婚活の場では、そうした姿勢が好感につながるようです。 - 「相手の好意に対する返礼を考える」
「おごってもらったから次は自分が負担したい」と考える方も多く、特に2回目のデートでお茶代などを出してお互いに対等な関係を築きたいと考える人がいます。
2. 割り勘を希望する理由:「対等な関係」が大切
割り勘を希望する人も少なくなく、「おごり」にこだわらず対等な関係を望む傾向が見られました。以下がその理由です。
- 「フェアでいたい」
お互いに公平な立場でいたいと考える人が多く、初デートから「割り勘で対等な関係を築くのが今の時代に合っている」という意見もあります。特に「相手に気を使わせず、気軽に過ごしたい」と感じる人にとって、割り勘は心地よい選択肢です。 - 「経済的な負担をかけたくない」
現代では女性も働き、経済的に自立しているケースが多いため、「支払いを分担するのが自然」と考える人も増えています。特に「お互いが気を使わずにリラックスしてデートできるのが理想」という意見も多く見られました。
3. 「状況に応じて柔軟に対応」する派も
「その場の流れで」「相手が希望するなら従う」といった柔軟な考え方をする人も少なくありません。
状況や相手の反応に合わせ、臨機応変に会計を決めるのが良いとする考え方です。
- 「相手の気持ちを尊重する」
特に初デートでは相手の気持ちを優先し、「無理に割り勘にしない」「好意を受け入れる」といった形で、その場にふさわしい対応を心がける人が多いです。
婚活アドバイザーからのアドバイス
「おごり」か「割り勘」かは、初デートの雰囲気や価値観の合致を確かめる一つの機会です。
お互いがどう感じるかを察しつつ、リラックスした会話を心がけることで、次のステップに進むための大切な関係性を築けます。
- おごる側の心得
おごることは思いやりの一つとして、相手に対する好意を示す方法でもあります。ただし、相手にとって重荷にならないよう、「じゃあ、今度コーヒーご馳走してもらおうかな」などと声をかけ、負担を和らげることも大切です。 - おごられる側の心得
おごってもらうことに対して、当然と考えたりしないように気をつけましょう。心から感謝を示すことが大切です。言葉で「ありがとうございます」と伝えるだけでなく、次回のデートの際にちょっとした手土産など用意するなど、お返しする気持ちが大切です。 - 割り勘を提案する際のポイント
まずは相手がおごってくれようとする気持ちに感謝を示しましょう。「いつもご馳走していただいて、本当にありがとうございます。でも、今回は割り勘にしませんか?」といった形で伝えると相手の気持ちを害することにはなりません。相手がおごることを強く希望している場合は、無理に割り勘を提案するのではなく、その意図を尊重することも大切です。「今度は私にご馳走させてくださいね」といった提案をするのも一つの方法です。
婚活の場での「おごり」か「割り勘」かの問題は、相手への配慮やコミュニケーションが鍵です。
お互いの意図を汲み取ることで、デートをより心地よく、好感の持てるものにしていきましょう。